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憧れの車!ポルシェ(Porsche)の魅力ってなんだろう!?

カーライフ

車好きの人なら一度は憧れた事があるポルシェ。

私自身もポルシェに憧れ26歳で今の愛車であるケイマンを購入しました。

ポルシェというブランドに魅力を感じる人や、エンジンに魅力を感じる、デザイン走行性能多彩なラインナップ憧れの人が乗っていたなど人それぞれ魅了を感じる要因は様々ですが、世界中から愛されている自動車メーカーであることは事実です。

今回はそんなポルシェの魅力について色々とまとめていました。

ポルシェって聞いたことあるけどあまり知らない方や、ポルシェの購入を検討している方、ポルシェについてもっと知りたい方は是非読んで見てください!

読みを終わる頃にはあなたもさらなるポルシェの魅力を感じることになるでしょう。

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ポルシェの歴史

ポルシェ親子

フェルディナンドポルシェ
引用元:wikipedia フェルディナンド・ポルシェ

ポルシェの魅力の一つとしてポルシェの歴史があります。ポルシェは創立当初からずっと業績が良く右肩上がりの道を歩んできたわけではありません。

ポルシェはフォルクスワーゲン・タイプ1という小型自動車を設計したフェルディナンド・ポルシェ氏の息子である、フェリー・ポルシェ氏によって1930年に設立されました。父親がフォルクスワーゲンの代表的な車を設計、息子はスポーツカーの名門、ポルシェを設立しているという凄い親子です。

モータースポーツ

1963年にフランクフルトモーターショーでプロトタイプが発表され、瞬く間に人々の心を掴みました。翌年には911に名称を変更し、市場に参入しました。多くのスポーツカーファンの憧れであるポルシェ911の伝説は約60年も前に始まっています。

スポーツカーの製造だけではなく、積極的にモータースポーツ活動に取り組んでおり、1970年にル・マン24時間耐久レースを制覇し、80年代まで一大勢力を築き上げました。実は、当時行われていたレースの名称(カレラ・パナメリカーナ・メヒコ)がポルシェの車種名にも使われています。

経営危機

ずっと成功し続けてきたイメージのあるポルシェですが、1990年代前半に経営危機を迎えます。北米マーケットでの販売不振から経営危機に陥りました。主力モデルである911が、当時世界一の市場であった北米で中々売れませんでした。その頃世界中の自動車メーカーが北米市場を意識したクルマ作りを進め販売戦略をたてているなか、歴史に固執するポルシェ911のクルマ作りでは一部のカーマニアに受けるだけでした。スポーツカーマーケットで勝ち残るために路線転換をしなければならない状況でした。そして一発逆転を狙って投入したポルシェ 968もヒットせず、大ピンチに陥ります。

ポルシェ968
引用元:wikipedia ポルシェ968

ボクスターの大ヒット

そんな厳しい状況の中、1996年にポルシェは起死回生の一手としてニューモデルを世に送り出しました。それが911よりも価格を抑えたミドシップオープンスポーツカーのボクスターです。ボクスターは今までの911以外のポルシェで最も911に近いモデルとも言えました。それが功を奏したのかボクスターは大ヒット作になりました。

このボクスターのヒットを受け、ポルシェはさらなるユーザー層の獲得を狙い、当時市場が拡大しつつあったSUVにターゲットを定めます。後にカイエンとして登場するSUVモデルのプロジェクトがスタートします。ポルシェとフォルクスワーゲンが新モデルのSUVを共同開発し、共有のプラットホームを採用し、開発コストを大幅に抑えることで大成功します。

SUVの成功

カイエン登場当初、古くからのポルシェファンの中にはその存在を否定するファンもいましたが、カイエンの登場により2003年7月期の売上高と利益は過去最高を実現しました。その後もカイエンは販売台数を伸ばしポルシェの経営と販路拡大に貢献します。2014年にはカイエンよりもコンパクトなSUVであるマカンの販売が開始され、ポルシェはスポーティSUVでの地位を確実なものにしました。現在ではポルシェの全生産台数の7割以上をカイエンとマカンが占めているほどです。

ポルシェは設立当初から関係の深いフォルクスワーゲンの株式を大量に取得し、事実上同社を傘下に置きました。現在は逆にポルシェがフォルクスワーゲンの傘下に入っています。というのも、資金繰りに困窮したポルシェをフォルクスワーゲンが2011年に買収という形で経営統合したからです。

今日のポルシェ

ポルシェと聞くとスポーツカーのイメージが強いですが、事実上現在のポルシェの経営を支えているのはカイエンとマカンのSUVモデル。カイエンの成功によりポルシェは年々生産台数を増やしており、カイエンはポルシェの大黒柱といえる存在になりました。

ポルシェは毎年魅力的なスポーツカーを世に送り出しますが、それもカイエンをはじめとするSUVモデルでの堅実な売り上げがあるからでしょう。今日のポルシェがあるのはカイエンあってこそなのです。

911などのスポーツカーだけで現在のポルシェを作り上げたのではなく、カイエンやマカンなどのSUVモデルがあるからこそポルシェという素晴らしい自動車メーカーを作り上げ、そして今もなお存在しています。その背景には経営危機や大逆転などいろんな歴史がありました。

エンブレム

ポルシェの歴史には欠かせないポルシェのエンブレムの由来もポルシェの魅力の一つです。

ポルシェのエンブレムについてはこちらの記事にまとめていますので是非読んで見てください!

ポルシェ(Porsche)のエンブレムの意味とは!?

世界最高峰のスポーツカー

ポルシェ911-GT2-RS
ポルシェ911 GT2 RS

ポルシェの魅力として欠かせないのが世界最高峰のスポーツカーですね。

ポルシェのスポーツカーは高級車に重点を置いているのではなくあくまで走りに重点が置かれている車です。その走りは単にスポーティな走りができるだけではなく数字上の速さを意味しています。

ニュルブルクリンク

一般的にスポーツカーの速さの基準としてドイツのニュルブルクリンにあるニュルブルクリンクというサーキットでのタイムを使用します。2021年6月14日、ポルシェ911GT2 RSがそのニュルブルクリンクにおいて、これまでのAMG GTが持っていたラップタイム6分43秒616を更新し、6分43秒300という市販車最速の新記録を樹立しました。

ポルシェのスポーツカーとしての実力は昔から現在に至るまで世界最高峰を保ち続けており、一つの指標であるニュルブルクリンクのタイムを見ても名実共に世界最高です。

ちなみにニュルブルクリンクのタイムはポルシェやAMG以外にも日産やランボルギーニが日々新記録を打ち出すために競い合っています。今後また、新たに最速記録が出てくることを楽しみにしておきましょう。

エンジン

水平対向エンジン

ポルシェといえばエンジンに一番魅力があるという人も多いです。列やV型など、エンジンにはピストンの配列などによりいくつかの形式がありますが、ポルシェは水平対向エンジン(通称「ボクサーエンジン」)を搭載しています。この水平対向エンジンは世界で2社しか採用しておらず、その独特なエンジン音や安定性が魅力の一つといえるでしょう。水平対向エンジンには振動が少ないく低重心で高剛性が高いというメリットがあり、速さを追求しているポルシェだからこそのこだわりだと思います。

多種多様なラインナップ

一昔前は、ポルシェといえばスポーツカーのイメージをする人が多かったですが、近年ではそのようなことはありません。911やケイマンの様なスポーツカーだけではなく、オープンカーやSUV、大型セダン、EV車など様々なラインナップを展開しており、多種多様な自動車メーカーとして認知されています。スポーツカーに限らずポルシェブランドに乗れるのも魅力の一つとなっています。

ポルシェのラインナップについてはこちらの記事で簡単に紹介していますので読んで見てください。

余裕で買えちゃう!?20代サラリーマンがポルシェに乗るには?

リセールバリューの高さ

昔のポルシェ

リセールバリューとは

リセールバリューとは、一度購入したものを販売する際の、再販価値のことで、要は売る際の値段のことです。日本では外車は故障しやすいというイメージが昔からあり、リセールバリューは基本的に低いと言われれています。安全性や信頼性が重視される日本では、走行性能やデザイン性に重きを置く欧米車に対して、壊れやいという評価になりやすい傾向があります。

ポルシェにおけるリセールバリュー

ところが、ポルシェにはこれが当てはまりません。世界最高峰のスポーツカーメーカーであるポルシェは、数多くの名車を輩出してきており、中古車においても高い人気を誇っています。911シリーズをでは、世界最高水準の走行性能を持つ現行モデルだけではなく、歴代のモデルにも多くのファンやコレクターが世界中におり、古ければ古いほど値が付くなど、通常の輸入車にはないカリスマ的なリセールバリューを誇っています。また、ボクスターやケイマン、カイエン、パナメーラといったモデルも非常人気が高く、専門家の評価も高いために911に負けず劣らず高いリセールバリューを誇っています。こういったリセールバリューの高さもポルシェの魅力の一つです。

最後に

今回はポルシェの魅力についてご紹介させていただきました。ポルシェには歴史や、世界最高峰のスポーツカー、独特のエンジンや豊富なラインナップなど魅力だらけの自動車メーカーだということを再認識できましたね。

私自身もポルシェの歴史やクルマも走行性能、ブランド力に惹かれてポルシェオーナーになった一人です。すでにポルシェオーナーの方や、ポルシェを買おうか検討中の方、はたまたポルシェをあまり知らない方でもポルシェの魅力を感じていただけたかと思います。そして一人でも多くの方にポルシェの魅了を感じていただければ幸いです。

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