高圧洗浄機を使用することで効率的に車の汚れを落とすことができますが、その反面、車体の変形や塗装の剥がれといった損傷のリスクもあります。
特にコーティングを施した車体では、塗装の剥がれや劣化を心配されている方も多いでしょう。
そこで今回は、高圧洗浄機で洗車をする際に気をつけるべきポイントやコーティングを施した車体における洗車の方法、おすすめの高圧洗浄機について紹介します。
コーティングを施工した車に高圧洗浄機は大丈夫?
結論、コーティングを施工した車に高圧洗浄機を使用することは、基本的には問題ありません。
ただし、注意すべき点もいくつかあります。
まず、高圧洗浄機を使用する際には、噴射圧力や距離、噴射角度に注意する必要があります。
特にコーティングの施工状況によっては、噴射圧力が強すぎると塗装が剥がれる恐れがあります。
また、噴射距離を近すぎると、車体に傷がついてしまう場合があります。
噴射角度についても、垂直に対して噴射すると塗装面が傷つきやすくなるため、角度をつけて噴射するようにしましょう。
また、高圧洗浄機を使用する前に、車体表面に付着している砂や小石、ほこりなどをブラシや水で除去しておくことが大切です。
これらの粒子が高圧水流によって車体にこすりつけられると、傷やキズがついてしまうことがあります。
以上のように、コーティングを施工した車に高圧洗浄機を使用する際には、注意深く行うことが必要です。
高圧洗浄機の選び方
たくさんのメーカーで高圧洗浄機が販売されていますが、何を基準に選べばいいか迷われている方も多いと思います。
ここでは、高圧洗浄機の選び方についていくつかポイントを紹介します。
噴射圧力と流量のバランス
高圧洗浄機の効果は噴射圧力と流量のバランスによって決まります。
噴射圧力が高い場合は、水流が細くなり流量が減少します。
そのため、噴射圧力と流量のバランスを考慮した高圧洗浄機を選ぶことが大切です。
アタッチメントの種類
高圧洗浄機には、さまざまなアタッチメントが付属しています。
洗車用のアタッチメントがあると、車体を傷つけずに効率的に洗車できます。
コードの長さ
コードが長いほど、使用範囲が広がります。
また、電源コンセントが遠い場所でも使いやすいので、コードの長さも重要なポイントです。
騒音レベル
高圧洗浄機は、かなりの騒音を発生することがあります。
使用する場所によっては、騒音レベルが低いものを選ぶと良いでしょう。
ブランドの信頼性
高圧洗浄機は、長期間使用することが多いため、信頼性の高いブランドを選ぶことが大切です。
有名メーカーの製品を選ぶと、品質やアフターサービスについて安心できます。
洗車におすすめの高圧洗浄機
ここでは実際に洗車におすすめの高圧洗浄機をいくつか紹介します。
ケルヒャー K2サイレント
ケルヒャー K2サイレントは、ドイツの高圧洗浄機メーカーであるケルヒャーが製造する、コンパクトで静音性の高い高圧洗浄機です。
K2 サイレントは、一般的な高圧洗浄機と異なり、騒音を抑えた設計になっており、モーターの騒音を最小限に抑えることができます。
そのため、夜間や早朝に使用しても、周りの人々に迷惑をかけることがありません。
また、コンパクトなサイズで持ち運びが簡単なため、軽い汚れや洗車などの日常的な使用におすすめのモデルです。
アイリスオーヤマ FBN-604
アイリスオーヤマ FBN-604は、
アイリスオーヤマの高圧洗浄機 FBN-604は、水圧調整が可能な高圧洗浄機で用途に合わせて利用できます。
公式サイトによると、騒音レベルは67.7dBで、バスの車内や通常会話の大きさと同等であるとされています。
比較的コンパクトではありますが、重量が10Kgと女性の方はやや重く感じるかもしれません。
ヒダカ HK-1890
ヒダカ高圧洗浄機HK-1890は、水圧性能に特化した高性能な機種です。家庭用としては圧倒的な力を誇る9.0MPaの常用吐出圧力を持っており、そのパワーはトップクラスです。
業務用でも活躍するインダクションモータを搭載しており、その驚異的な力を体感できます。さらに、優れた耐久性と静音性もこの機械の魅力の一つです。
操作に不慣れな方でも安心して使えるよう、詳細な説明書とDVDが付属しています。これにより、どなたでも簡単に扱うことができます。
高圧洗浄機を使って洗車する前に知っておきたいポイントと注意点
ここでは、高圧洗浄機を使って洗車する前に知っておきたいポイントや注意点について解説します。
水圧の設定
適切な水圧設定を選択しましょう。車に与える圧力が強すぎると、塗装や部品、コーティングに損傷を与える可能性があります。
ノズルの選択
洗車に適したノズルを使用しましょう。
広範囲に水を吹きかけるファン型ノズルや、より集中した水圧を必要とする場合に使用するピンポイントノズルなど、目的に合わせて選択します。
適切な距離
高圧洗浄機のノズルと車の表面との距離を適切に保ちましょう。
距離が近すぎると、塗装や部品、コーティングにダメージを与えることがあります。
一般的には50㎝ほどの距離が適切です。
上から下へ洗う
高圧洗浄機を使った洗車の際に効率的かつ綺麗に車を洗うためには上から下、つまりボディのトップから洗い最後はタイヤやホイールを洗うことが大切です。
晴れた昼間は避ける
洗車を晴れた真っ昼間にやりがちですが、これはNGです。
太陽光が強い時に洗車を行うと、洗車用の水や洗剤が車体に乾きやすく、水アカや洗剤の跡が残る可能性があるためです。
また、太陽光が強いと、塗装が熱を帯びやすく、それが洗車による傷の原因となることがあります。
効果的な洗車を行うためには、晴れた昼間を避け、車を日陰に置くか、曇りの日や早朝・夕方など太陽光が弱い時間帯に洗車を行うことが望ましいです。
洗剤選びに注意する
コーティングを施工した車を洗う際には、洗剤の選び方にも注意が必要です。
コーティングによっては、専用の洗剤を使うことが必要な場合があります。
また、一般的な洗剤を使用する場合でも、車体に傷をつけないように、洗剤を選ぶことが大切です。
周囲の確認をする
作業中は周囲に人やペットがいないことを確認しましょう。
また、電源コードや水ホースに注意して転倒しないようにしましょう。
定期的なコーティングの見直しを!
車の美しさと保護を長持ちさせるためには、定期的なコーティングの見直しが不可欠です。
コーティングは、車の塗装面に強力な保護膜を形成し、紫外線や酸性雨、汚れなどから車を守ります。
しかし、時間の経過や外的要因により、コーティングの効果は徐々に低下していくので、定期的なメンテナンスが必要です。
愛車に対する思い入れを大切にし、コーティングのメンテナンスを習慣化しましょう。
シラザン50は初めてガラスコーティングを施工する場合はもちろん、すでに施工済みのコーティング車にも簡単に使用できます!
まとめ
今回は、高圧洗浄機で洗車をする際に気をつけるべきポイントやコーティングを施した車体における洗車の方法、おすすめの高圧洗浄機について紹介しました。
ぜひ、高圧洗浄機を活用して、愛車を綺麗にしてください。
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